①CTR(クリック率)
CTRとは、インターネット広告が実際にクリックされた割合のことです。
計算式としては簡単で、クリック数を、インターネット広告表示回数で割ったものになります。
⇒クリック数÷表示回数=クリック率(%)
例えば、インターネット広告表示回数が1200
クリック数が120であった場合、上記の式に当てはめると
120÷1200=0.1
となります。わかりやすく%表記に直すと
0.1×100=10%
となり、CTR(クリック率)は10%であったことがわかります。
クリック率を上昇させるには…
a.ユーザーが検索したキーワードと、掲載したネット広告の文言が一致しているか
b.ユーザーがその広告に対して、興味を持つような広告になっているか
c.実際のページの上位に、広告が表示されているか
…などがあげられます。
基本的に、CTR(クリック率)が高くなるようにするのが一番ですが
高ければ高いほど良い…というわけではなく、キーワードを検索したユーザーに広告がマッチしていて適切にクリックされる事の方が大事です。
②CVR(コンバージョン率)
CVRとは、クリック数に対してコンバージョンされた割合のことを指します。
※コンバージョンとは?
コンバージョンとは、『Webサイトにおいて得られる成果』を表す言葉です。
通常、Webサイトの種類によって成果は異なるため、コンバージョンを何とするかは様々です。
例えば、ECサイトや、ネットショップでは商品購入がコンバージョンとなりますし、コミュニティサイトや情報提供サイトでは新規会員登録、商品情報サイトや企業ホームページでは、お問い合わせ数などがコンバージョンに当たります。
こちらも計算式としては単純で、コンバージョン数を、クリック数で割ったものになります。
⇒コンバージョン数÷クリック数=コンバージョン率(%)
例えば、クリック数が3000
コンバージョン数が60であった場合、上記の式に当てはめると
60÷3000=0.02
となります。わかりやすく%表記に直すと
0.02×100=2%
となり、CVR(コンバージョン率)は2%であったことがわかります。
コンバージョン率をあげるためには
a.コンバージョンが得られていない、費用の掛かるキーワードを止める
b.その商材のコンバージョンに関係のないキーワードを除く
c.広告表示の際の文言を修正・見直しをする
d.広告表示を行うユーザーを再選定する
e.広告をクリック後に配信されるページを修正する
…などがあげられます。
コンバージョン率は、成果の割合を見ることのできる指標ですのでかなり重要になります。また、コンバージョン率を上昇させるには広告の見直しだけでなく、サイトコンテンツそのものの見直しも必要です。