API連携によるAPIエコノミー

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元々の機能や用途が異なるソフトをつなげ、これまでになかったサービスを生み出す技術のことを、『Application Programming Interface』の頭文字をとってAPIと言います。

 

基本的に、これまでになかったサービスを作り出すためには、外注を行ったり自社で開発しなければなりませんでした。

 

しかし昨今では、別々の企業が開発した別々のソフトウェアをつなぎ合わせるせることが可能となり、そうすることでこれまでになかった新しい価値を生み出すことができるというのがAPI『Application Programming Interface』の考え方となります。

 

たとえば、GoogleマップがAPIを公開しているおかげで、各企業のwebサイトなどではGoogleマップを埋め込むことが可能となっており、他にも『Pokemon GO』の地図情報においても2017年まではGoogleマップを利用しています。

 

このような地図機能を自社で初めから作り出し、実用可能なレベルまでもっていくには膨大なコストと費用がかかってしまいます。

 

企業がすでに開発してあるAPI『Application Programming Interface』を利用することで、それらのコストや時間を削減することができ、また、APIを公開する企業はユーザー数の増加を見込むことができます。

 

そのためAPIの公開によって、APIを提供する側と享受する側において両方が経済的なメリットを得る事ができ、またその新しいサービスを利用するユーザーも利便性を得ることが出来るのです。

 

このように、インターネット上の環境を利用して数多くの企業や事業者がすでに提供している機能をつなぎ合わせ、今までになかった新しいサービスを作り出すことが可能となったことで生まれた概念をAPIエコノミーと言い、他の企業や事業者が公開したAPIを自社サービスとつなげることで広がる経済圏のことを指します。

 

ネットユーザーのWebサービス利用環境の変化により、スマートフォンの普及、クラウドサービスなどの充実、インターネットの高速化やWi-Fiの常時接続など、様々な点においてユーザーがWebサービスと触れ合う機会が増加しました。


これにより、企業は新しいWebサービスや新しい機能をより早く、かつ、低コストで高品質な状態で提供しなくてはならなくなりました。


そのため、APIという言葉は昔からあったにもかかわらず近年APIエコノミーという言葉が注目され始めたのです。


APIエコノミーの代表例としては、Uber eatsなどのサービスを提供するUberや、エクスペディアグループが展開する旅行サイトエクスペディアなどが挙げられます。


今後も金融業界や医療業界でのAPI連携によるAPIエコノミーの効果が期待されています。

※千葉県八千代市に本社を置くサンファームネットは、スリランカにおいて優秀な開発チームを持ち、システム開発(ソフトウェア開発)、ネットワーク構築、販売・商品・顧客管理、ホームページ作成、データエントリーシステム、各種システム導入支援など、お客様にとって最適なITを用いた解決策をご提案することができます。