近年注目されるようになったCTVRは、インターネット広告・デジタル広告を運用する際に注目すべき指標の一つです。
imp(インプレッション(インターネット広告・デジタル広告表示))に対して、どれだけ成果をあげる事ができたかを示します。
CTVRという指標を使いこなすためには、【インターネット広告運用の基本計算】リスティング広告の指標の計算 その1で掲載した、『CTR (クリック率)』と『CVR(コンバージョン率)』の考え方が必要になります。
復習その① CTR (クリック率)
CTRとは、インターネット広告が実際にクリックされた割合のことです。
計算式としては簡単で、クリック数を、インターネット広告表示回数で割ったものになります。
⇒クリック数÷表示回数=クリック率(%)
復習その② CVR(コンバージョン率)
CVR(コンバージョン率)とは、クリック数に対してコンバージョンされた割合のことを指します。
⇒コンバージョン数÷クリック数=コンバージョン率(%)
CTVRは、CTR(クリック率)とCVR(コンバージョン率)を掛け合わせることで得られる数値です。
CTR (クリック率)とCVRの計算式をもう一度確認すると
CTR (クリック率)=クリック数/表示回数
CVR(コンバージョン率)=コンバージョン数/クリック数
となるので
CTVR=CTR (クリック率)×CVR(コンバージョン率)
=(クリック数/表示回数)×(コンバージョン数/クリック数)
となり
CTVR=コンバージョン数/表示回数
となります。
要は、CTVRは、『コンバージョン数』を『(広告)表示回数』で割った数
という事です。
計算例を挙げてみると
広告を3,000回表示してCTR (クリック率)が4%、CVR(コンバージョン率)が6%だとします。
CTVRは、CTR (クリック率)×CVR(コンバージョン率)なので、CTVR=0.24%
となります。
(※この場合、クリック数は120、コンバージョン数は7.2です。)