ライフログと個人情報

我々の生活や行動などを、デジタルデータとして記録するシステムや技術、あるいはその記録のことをライフログと呼びます。

ライフログには、

ホームページやWebサイトの閲覧履歴、インターネット上での決済履歴、スマホやタブレット端末とGPSによって特定される位置情報、スマホやタブレット端末、デジタルカメラなどで撮影された動画や写真、、フェイスブックやツイッター、インスタグラムといったSNSを介した投稿、suicaやpasmoを使った乗車履歴…など、ありとあらゆる個人情報がこれに当たります。

 

収集したライフログを活用し、システム化することで、企業は利用者に2つのサービスを展開することが出来ます。

 

①利用者の趣味・趣向にあった情報を提供できる

利用者の現在地に向けて情報を発信することが出来たり、広告を打つことができます。例えば、スマホのGPSをONにすることで現在地から一番近いコンビニの情報を発信することが出来たり、お昼時にはおすすめの飲食店を勧める事も出来ます。

これらは、ライフログを収集してシステム化することで実現することが出来ます。

 

②個々人からライフログを収集することで、統計として情報をまとめる

まとめたライフログを、統計情報として開示することも可能です。

例えば、位置情報をもとに交通渋滞情報を利用者に送信するシステムを作成することも可能です。また、ホームページやWebサイトの閲覧履歴、購買履歴などの情報を年齢や性別ごとに整理することで、より精度の高い広告を打つことが出来ます。

 

また昨今ではライフログという言葉は、このような生活や活動、行動のデータの事を指し示すことが一般的です。

近年で言えば、Apple Watch(アップルウォッチ)がライフログを簡単に行えるツールです。

電子決済(決済履歴保存)、通話、地図・ナビアプリ、アラーム・タイマー、音楽再生、睡眠時間記録、写真撮影…など、様々な機能があります。

ライフログをとることで、普段の生活記録を見える化し、自身の健康状態を把握することができます。その結果、生活の質の向上を図ることが出来るのです。

現代人の生活において、ライフログのデータを収集し活用することはとても重要なものに思えますが、一方で危険性も持ち合わせています。

一見すると、個々のライフログだけでは情報としての利用価値があまりないものであったとしても、複数のデータを集積したり、組み合わせたりすると個人を特定出来てしまう可能性があるからです。

ITの恩恵と、個人情報の保護は非常に重要な関係がありますがこの点は注意が必要です。

※千葉県八千代市に本社を置くサンファームネットは、スリランカにおいて優秀な開発チームを持ち、システム開発(ソフトウェア開発)、ネットワーク構築、販売・商品・顧客管理、ホームページ作成、データエントリーシステム、各種システム導入支援など、お客様にとって最適なITを用いた解決策をご提案することができます。