1つ目は、自社の理念やイメージを1人1人の顧客に正確に伝えられることです。
原材料の調達から商品の在庫管理までを自社だけで行うため、仲介業者を挟まずにビジネスを展開することが出来ます。
そのため、自社の理念やブランドイメージを誰の介入もなくダイレクトに顧客に伝えられることができます。
そうすることで、自社ブランドに対して熱狂的なファンを獲得することも不可能ではありません。
このような熱狂的なファン層は、自社商品ブランドのリピーターとなり、その商品、ひいては会社全体の売上に貢献してくれるだけでなく、インターネットを介したオンライン上の口コミなどによって、さらに多くのファンを増加させる可能性もあります。
2つ目は、1人1人の顧客と、より良い関係を築けるという事です。
商品企画の立案や商品企画の立案に加えて、自社のECサイトで販売も行えるため1人1人の顧客と良い関係を作り出す機会を増加させることが出来ます。
また、商品を販売する時だけでなく、自社のブランドについて知ってもらう段階から顧客との関係をスタートさせるので、自社の理念やブランドイメージを一方的に顧客に伝える事が非常に少なくなり、その一方で顧客側からの反応が得やすいというのもD2Cの特徴となります。
3つ目は、顧客データの収集が高い精度で行うことが出来るという事です。
原材料の調達、商品企画の立案、商品企画の立案、商品の流通、商品の販売、商品の販売促進、商品の在庫管理…といったすべてを取り扱うことによって、非常にきめ細かな顧客データの収集と蓄積を行うことができ、その蓄積させたデータに基づいて新たな商品開発を行うときにも活かしやすい社内状態を実現することができます。
現在日本でも、アパレル、美容、食品宅配、生活雑貨、酒造…など非常に多くの分野でD2Cを使用した自社ブランドに注目が集まっています。
また2020年6月に、千葉県千葉市美浜区に本社を構える株式会社ZOZOでは、今期の成長戦略として掲げる施策の一環で、商品を「生み出す」プラットフォームの構築を目指すために、個人とファッションブランドを立ち上げるD2Cプロジェクトを始動しています。
このプロジェクトでは、新規にファッションブランドを立ち上げたい個人に対して、資金や商品企画、生産、販売、物流、カスタマーサポートといった工程をZOZOが全面的にバックアップする、といった内容になっています。
(参考 ZOZOが“個人”とブランドをつくるD2C、「YOUR BRAND PROJECT Powered by ZOZO」を始動 デザインから生産・販売までを全面バックアップ)
※現在、応募は終了しています。