ゴミ箱には2種類の商品があり、ゴミ箱内部のゴミの蓄積状況を知らせる『Smart Belly(スマートベリー)』と、さらに上記の機能に加え、投入されたゴミを自動的に圧縮する『BigBelly(ビッグベリー)』の2タイプがあり、いずれのタイプも箱上部に搭載したソーラーパネルで発電・蓄電を行うため、環境にやさしい設計となっています。
渋谷区表参道は、国内外から多くの来訪者がある街と知られていますが、訪日インバウンド客の増加と共に、5年ほど前からゴミの量も増えていったそうです。
また、近年はタピオカ入りドリンクのブームによって、プラスチック容器のポイ捨てだけでなく、ゴミ箱に入りきらずに溢れてしまうといった深刻なゴミ問題に頭を悩ませていました。
IoTを用いて、ゴミを自動的にゴミ箱内で圧縮することにより、通常よりも約6倍ものゴミを収納できるようになったそうです。
千葉県では、千葉県市川市が2020年度に、ICT(情報通信技術)を活用した生ごみの回収箱の実証実験を市内で行うと発表しています。
市民が廃棄した生ごみが、一定量に到達するとセンサーが感知し、通信システムを使って市や業者に通知され、回収に向かうという仕組みです。
(参考 市川市「生ごみ いつでも捨てられる」ICT情報通信技術活用の回収実験)
これも、渋谷区表参道と同様なSmaGoの例であり、ITの技術やシステムを用いて、既存の問題が解決されるという好事例だと思います。