「学習」は継続して取得した情報をもとに、組み合わせを考え、提案を行うものです。
例えば、最近は食料品も充実してきたドラッグストア。
このドラッグストアには人工知能が搭載されたレジが設置されています。
このレジでは、お客さんがどのような商品を購入したかを記録することができます。
学習は「継続して取得した情報をもとに、組み合わせを考え、提案を行うもの」
と書きましたが、お客さんの買い物の内容がこの情報にあたります。
例えばAさん。
Aさんはおにぎりとお茶を購入しました。
情報が入手できたので、人工知能を搭載したレジは「未来に使えそうな知識」を見つけようとしました。
しかし、情報不足で見つけることが出来なかったので、もう少し情報の収集を行います。
すると、二人目のお客さんであるBさんが来店しました。
このお客さんはお茶と雑誌を買っていきました。
同じように三人目のお客さんであるCさんは、パンと牛乳、四人目のお客さんであるDさんはおにぎり、お茶、アメを買っていきました。
四人目までのお客さんの買い物の内容をまとめると
Aさん⇒おにぎりとお茶
Bさん⇒お茶と雑誌
Cさん⇒パンと牛乳
Dさん⇒おにぎり、お茶、アメ
と、なります。
するとAさんとDさんはおにぎりを買っていますが、一緒にお茶も買っています。
このことから
『おにぎりを買ったお客さんはお茶も一緒に買う』
…かもしれない。ということが分かります。これは未来に使えそうな事象です。
例えば、おにぎりとお茶の売り場を近くに陳列しておくともっとお茶が売れるかもしれません。
つまり、人工知能を搭載したレジは、お客さんの買い物という情報から未来に使えそうな知識を見つけだしたのです。