Webシステム開発の種類と費用

Webシステムとは、インターネットを介して利用することができるサービスやシステムの事を指します。

 

我々は常日頃からPCやスマートフォン、タブレット端末などから様々なホームページを見ていますが、基本的にこれらの仕組みがWebシステムです。

 

サーバ上にデータが保存されているので、インターネット環境が整っていれば、いつでもどこからでもWebサイトにアクセスすることができます。

 

例えば、インターネットバンキングもWebシステムの1つです。

 

振込、残高照会、明細出力など、実店舗にい行かなくてもインターネット上で完結できるネットバンキングもWebシステムです。

 

自宅のPCで振り込みを行い、会社のPCで入出金の確認、さらにスマートフォンで急な振り込みに対応…など、端末が異なってもあらゆる場所でWebシステムを介してサービスを受けられることができます。

 

 

また、ECサイトもWebシステムの1つです。

 

Amazonや楽天などもWebシステムと言え、いつでも・どこでも好きな商品を好きなだけ購入することができます。

 

その他にも

 

・ニンテンドーオンラインのような、ゲームの購入システム

・写真や動画、テキストファイルを保存できるドロップボックスやGoogledrive

・Amazon primeのような動画配信サービス

・FacebookやTwitter、インスタグラムといったSNSサービス

 

…など、まだまだたくさんありますが、これらもすべてWebシステムと言えるでしょう。

 

インターネットの環境が整っていればどこでもいつでも使用できるという点こそが、Webシステムを構築する上での最大のメリットとなります。

 

以上の事から、webシステム開発の種類には

 

・SNS

・Q&Aページ

・マッチングページ

・掲示板

・ECサイト

・CMS

・予約管理ページ

・口コミサイト

 

…などが挙げられます。

 

また、上記の機能を持ったwebシステム開発の費用の相場を、独自に集計してまとめてみると

 

 

・SNS         90万~520万円

・Q&Aページ     55万~330万円

・マッチングページ  130万~550万円

・掲示板              30万~350万円

・ECサイト            40万~450万円

・CMS                170万~480万円

・予約管理ページ      70万~500万円

・口コミサイト        70万~300万円

 

…となっております。

 

数十年前までのホームページは、Webサーバーが置かれているページをそのままブラウザに戻すという手法であったため、ユーザーとユーザー同士、ユーザーとホームページ管理者とのやり取りができませんでした。

しかし、Webシステムの登場により相互でやり取りが出来るサイトの構築が可能になり、よりユーザーの利便性が高まりました。

 

今後も技術の発達と供に、さらなる利便性の向上が見られることでしょう。

 

※千葉県八千代市に本社を置くサンファームネットは、スリランカにおいて優秀な開発チームを持ち、システム開発(ソフトウェア開発)、ネットワーク構築、販売・商品・顧客管理、ホームページ作成、データエントリーシステム、各種システム導入支援など、お客様にとって最適なITを用いた解決策をご提案することができます。

オンラインストレージ(クラウドストレージ)の活用

オンラインストレージ(クラウドストレージ)とは、インターネット上にデータを保存することができる環境の事です。

通常のパソコンに搭載されているハードディスクやSSD、スマートフォンやタブレット型端末に予め用意されている記憶保存領域と同様に、データの保存・引き出しができるサービスの事です。

 

オンラインストレージ(クラウドストレージ)サービスを利用することで、ハードディスクなどの記憶媒体をご自身で用意しなくともネット環境さえ整えば、データのバックアップなども行うことができます。

そのため、データを紛失・破損した際にオンラインストレージにバックアップしておけば、いつでも復旧が可能となります。

また、動画などの大容量データは、データの送受信に時間がかかるため、オンラインストレージにアップロード、またオンラインストレージからダウンロードすることで、大幅な時間短縮が可能となります。

その他にも、オフィスにいるときはPCから、外出先ではモバイルやタブレット端末からアクセスすることができます。大人数で管理・共有する場合にも、同時に同じファイルを閲覧・編集することも可能です。

 

上記のようなメリットがありますが、もちろん使用する際に懸念となる項目もあります。

①大規模なサーバダウン

 

ヒューマンエラーや不正アクセス、サイバー攻撃などによってオンラインストレージを利用しているサーバが停止してしまうと、使用したいファイルにアクセスすることができずに業務が行えなくなってしまいます。業務が行えなくなると、クライアントに甚大な影響を及ぼしかねません。それだけに留まらず、データの消失の可能性もあります。

悪意のある不正アクセス、サイバー攻撃やヒューマンエラーはなかなか防ぐことが出来ません。そのためサーバが停止してしまう状況に備えて、常日頃からデータのバックアップを取得しておくことが大事です。

ハードディスクやSSDにデータのバックアップを保存しておくことで、サーバが停止してしまっていても業務が行えない状態を防ぐことができます。

また、1つのオンラインストレージ(クラウドストレージ)サービスを利用するのではなく、バックアップを取得するために複数のオンラインストレージ(クラウドストレージ)サービスを契約しておくのも1つの手です。

 

②不正アクセスによる情報漏洩

 

外部にデータを保存するオンラインストレージ(クラウドストレージ)サービスは、不正アクセスによって個人情報が漏えいしてしまう危険性を持っています。複雑なパスワード設定や、セキュリティ対策が必要不可欠となります。

オンラインストレージサービスはビジネスに欠かせない機能の1つですが、クラウド上にデータを保管するため、セキュリティ対策がしっかりしたサービスを利用することが重要となります。

 

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デジタル通貨と仮想通貨(暗号資産)

デジタル通貨は、現金ではない電子マネーや仮想通貨といったものすべてを表しています。

電子マネーは、チャージした金額をデジタルで記録し、現金の代わりに使用するデジタル通貨のことであり、あらかじめ現金をチャージしておく前払いや、クレジットカードと連携させた後払いといった支払いをすることができます。

デジタル通貨は、スマートフォンやパソコンから取引を行うことができ、紙幣や小銭を持ち歩く必要がなく、新しい支払いのかたちとして使用されています。

また、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨もデジタル通貨の仲間であり、電子的な方法により記録されている財産的価値のことを、仮想通貨(暗号資産)と言います。

仮想通貨は、われわれが日常的に使っている円やドルといった法定通貨とは違い、国によって定められる通貨の価値が保証されていないという特徴があります。

では、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨(暗号資産)には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

 

仮想通貨(暗号資産)のメリットは、以下のものが挙げられます。

・時と場所を選ばず、取引を行うことが出来る

 

基本的に仮想通貨(暗号資産)は、24時間365日、インターネットの環境が整っていさえすればいつでもどこでも取引可能です。それぞれの生活スタイルに合わせて、平日でも休日でも、時間帯を気にすることなく取引をすることができます。

 

・株やFXと比べると、仮想通貨(暗号資産)の取引は少額から始めることができる

 

最低取引価格が低く、数百円から投資することができる仮想通貨(暗号資産)が多いことも特徴の一つです。

需要と供給のバランスによって常に市場価値が変動している仮想通貨は、投資対象になりやすいです。

他にも

・取引手数料が安め

・銀行を介さないで、送金ができるのでスピーディ

・市場としての将来性が見込める

などのメリットが挙げられます。

 

もちろんデメリットも挙げられます。

・仮想通貨(暗号資産)の価格変動が激しい


仮想通貨(暗号資産)を投資対象として考えた場合、最も大きなデメリットは価格の変動が激しいことです。

株式投資でも、急激に株価が乱高下することはありますが、仮想通貨では純粋に需要と供給のバランスで価格が決まるため、投資者の考えで買いが増えれば価格は上昇し、売り局面になれば価格は下落します。

ブロックチェーンという技術を利用した仮想通貨(暗号資産)は、将来性が期待されています。ITインフラと相性が良く、データとして扱えるので決済手段としてますます利便性を高めていくことでしょう。

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GIGAスクール構想と千葉市の取り組み

現在、世界中の仕事の中で全くPCを使用しないという仕事はどのくらいあるのでしょうか?

職場には様々なICT機器が設置され、それらを用いて効率的に業務を行っています。また、昨今では新型コロナウイルスの影響で国はテレワークを推進していますので、そういった意味でもPCは仕事にあたる際の必需品とも言えます。

今の子どもたちが社会人になる頃にはより多くのICT機器が世の中に出ている可能性があり、これから新しく生まれるIT技術を活用した、新しい職業も存在しているかもしれません。

これだけPCが必須な社会になっているにもかかわらず、日本の小中学校・高校では、児童生徒数の平均5.4人が、1台の教育用コンピュータを使用している、ということが現状のようです。

この状況を打破するために、政府が打ち出した政策が『GIGAスクール構想』です。

 

GIGAスクール構想とは、小中学校に通い義務教育を受ける児童生徒のために、1人に1台の学習用PCと高速ネットワーク環境などを整備する計画の事です。

子どもたちひとりひとりの個性に合わせた教育の実現と、教員の働き方改革につなげることが主な狙いとなります。

その実現に向けては、様々な環境整備が必要になります。

 

①セキュリティ対策

学校内においてPCを活用する際は、教職員、児童生徒が日常的に情報システムにアクセスする機会があります。そのため、セキュリティをしっかりしておかないと情報漏洩につながってしまう可能性が高まります。政府は、教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインの改定を重ねており、このガイドラインを踏まえることで、より安全かつ効率的にICT環境整備を行えるとしています。

②学習者用端末、通信ネットワークの整備事業

政府は、学校内で使用する端末を選ぶ際のポイント、例えば具体的な画面のサイズまでも例示された『標準仕様書』を公開しています。

また、教職員や生徒に配布された1台の端末を、ストレスなく活用するためには高速で大容量な通信ネットワークを整備することが必要となります。

昨今の新型コロナウイルスの影響を踏まえて、今後もリモート授業や事前に録画を行った動画での授業も増加すると考えられています。

そのような授業を受けられる環境の整備には、高速なネットワークが必要になるため、全校生徒がいっぺんに視聴・通信しても問題とならない環境の整備が必要となります。

③クラウド・ICTの活用

GIGAスクール構想では、生徒が使用する学習ツールと、教職員が使用する校務のツールのクラウド化を推進しています。

クラウド化を行うことで、生徒や教職員の端末の紛失や、大規模災害時の備えにもなります。

学習用の問題集や、学習支援ツールやだけでなく、ワードやエクセルといった文書作成ソフトや表計算ソフトなどもクラウド保存することで管理が容易になります。

教職員にとっては出欠管理や授業・成績管理など、実際の校務の負担軽減が見込むことができ、働き方改革の実現にもつながると考えられています。

また、新学習指導要領の実施に伴い、小学校でプログラミング教育の必修化や動画の活用などICTの活用が求められます。

 

 

千葉県でも、各市区町村でGIGAスクール構想実現にむけての案内が掲示されています。

千葉市では、生徒1人1台端末は令和の学びの『スタンダード』であるとして、生徒一人一人の教育的ニーズに対応し、児童生徒・教師の能力を最大限に引き出すことを目的としてタブレットPCを整備することを明示しています。

(参考:千葉市におけるGIGAスクール構想の実現に向けて

 このような学校でのICT活用については、導入後の効果や使い勝手の確認も含めて、継続的に改善を続けていくことが大切だと考えられます。

 子どもたちの新しい学びの環境を作るため、今後も更なる注目を集めることになるでしょう。

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ライフログと個人情報

我々の生活や行動などを、デジタルデータとして記録するシステムや技術、あるいはその記録のことをライフログと呼びます。

ライフログには、

ホームページやWebサイトの閲覧履歴、インターネット上での決済履歴、スマホやタブレット端末とGPSによって特定される位置情報、スマホやタブレット端末、デジタルカメラなどで撮影された動画や写真、、フェイスブックやツイッター、インスタグラムといったSNSを介した投稿、suicaやpasmoを使った乗車履歴…など、ありとあらゆる個人情報がこれに当たります。

 

収集したライフログを活用し、システム化することで、企業は利用者に2つのサービスを展開することが出来ます。

 

①利用者の趣味・趣向にあった情報を提供できる

利用者の現在地に向けて情報を発信することが出来たり、広告を打つことができます。例えば、スマホのGPSをONにすることで現在地から一番近いコンビニの情報を発信することが出来たり、お昼時にはおすすめの飲食店を勧める事も出来ます。

これらは、ライフログを収集してシステム化することで実現することが出来ます。

 

②個々人からライフログを収集することで、統計として情報をまとめる

まとめたライフログを、統計情報として開示することも可能です。

例えば、位置情報をもとに交通渋滞情報を利用者に送信するシステムを作成することも可能です。また、ホームページやWebサイトの閲覧履歴、購買履歴などの情報を年齢や性別ごとに整理することで、より精度の高い広告を打つことが出来ます。

 

また昨今ではライフログという言葉は、このような生活や活動、行動のデータの事を指し示すことが一般的です。

近年で言えば、Apple Watch(アップルウォッチ)がライフログを簡単に行えるツールです。

電子決済(決済履歴保存)、通話、地図・ナビアプリ、アラーム・タイマー、音楽再生、睡眠時間記録、写真撮影…など、様々な機能があります。

ライフログをとることで、普段の生活記録を見える化し、自身の健康状態を把握することができます。その結果、生活の質の向上を図ることが出来るのです。

現代人の生活において、ライフログのデータを収集し活用することはとても重要なものに思えますが、一方で危険性も持ち合わせています。

一見すると、個々のライフログだけでは情報としての利用価値があまりないものであったとしても、複数のデータを集積したり、組み合わせたりすると個人を特定出来てしまう可能性があるからです。

ITの恩恵と、個人情報の保護は非常に重要な関係がありますがこの点は注意が必要です。

※千葉県八千代市に本社を置くサンファームネットは、スリランカにおいて優秀な開発チームを持ち、システム開発(ソフトウェア開発)、ネットワーク構築、販売・商品・顧客管理、ホームページ作成、データエントリーシステム、各種システム導入支援など、お客様にとって最適なITを用いた解決策をご提案することができます。

新年のご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。

株式会社サンファームネットでございます。

平素はご愛顧を賜わり、厚く御礼申し上げます。

旧年中は、多大なるご尽力をいただき、誠にありがとうございます。

2021年も、より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。


本年も宜しくお願い申し上げます。

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CTVRの計算方法

前回、前々回とインターネット広告運用の基本計算について学んでいきました。

デジタル広告やオンライン広告とも称されるインターネット広告は、パソコンだけではなく、モバイル端末にも表示されます。スマートフォンの普及に伴い、モバイル端末に表示されるインターネット広告の効果は絶大なものとなっています。

また、インターネット広告は、ターゲットを特定のユーザーや消費者に絞って配信され、実際に配信された広告がユーザーの目に留まった時にユーザーがどのような行動をとったかを簡単に計測することができます。

 

3回目となる今回は、CTVRという広告指標をついて取り上げていきます。

 

近年注目されるようになったCTVRは、インターネット広告・デジタル広告を運用する際に注目すべき指標の一つです。

imp(インプレッション(インターネット広告・デジタル広告表示))に対して、どれだけ成果をあげる事ができたかを示します。

CTVRという指標を使いこなすためには、【インターネット広告運用の基本計算】リスティング広告の指標の計算 その1で掲載した、『CTR (クリック率)』と『CVR(コンバージョン率)』の考え方が必要になります。

 

復習その① CTR (クリック率)

 

CTRとは、インターネット広告が実際にクリックされた割合のことです。

計算式としては簡単で、クリック数を、インターネット広告表示回数で割ったものになります。

⇒クリック数÷表示回数=クリック率(%)

 

復習その② CVR(コンバージョン率)

 

CVR(コンバージョン率)とは、クリック数に対してコンバージョンされた割合のことを指します。

⇒コンバージョン数÷クリック数=コンバージョン率(%)

 

CTVRは、CTR(クリック率)とCVR(コンバージョン率)を掛け合わせることで得られる数値です。

CTR (クリック率)とCVRの計算式をもう一度確認すると

CTR (クリック率)=クリック数/表示回数

CVR(コンバージョン率)=コンバージョン数/クリック数

となるので

CTVR=CTR (クリック率)×CVR(コンバージョン率)

=(クリック数/表示回数)×(コンバージョン数/クリック数)

となり

CTVR=コンバージョン数/表示回数

となります。

要は、CTVRは、『コンバージョン数』を『(広告)表示回数』で割った数

という事です。

計算例を挙げてみると

 

広告を3,000回表示してCTR (クリック率)が4%、CVR(コンバージョン率)が6%だとします。

 

CTVRは、CTR (クリック率)×CVR(コンバージョン率)なので、CTVR=0.24%

となります。

 

(※この場合、クリック数は120、コンバージョン数は7.2です。)

 

インターネット広告・デジタル広告を効率よく活用するためには、CTVRの数値を改善させることが非常に重要となっていきます。

CTVRを改善するには、計算式からもわかるようにCTR (クリック率)かCVR(コンバージョン率)を改善する必要があります。

基本的な改善策として

CTR (クリック率)を上げるためには

①広告の内容や、表示される広告のレイアウトを変更する

②広告の配信先を変えてみる、もしくは増やす


CVR(コンバージョン率)を上げるためには

③商品ラインナップやECサイトのユーザーインターフェースを最適化する

などが考えられます。

インターネット広告・デジタル広告を運用する際には、その費用対効果を最大限にするためにこういった指標を理解し、対策と改善を行っていくことが重要であると考えられます。

※千葉県八千代市に本社を置くサンファームネットは、スリランカにおいて優秀な開発チームを持ち、システム開発(ソフトウェア開発)、ネットワーク構築、販売・商品・顧客管理、ホームページ作成、データエントリーシステム、各種システム導入支援など、お客様にとって最適なITを用いた解決策をご提案することができます。

【インターネット広告運用の基本計算】リスティング広告の指標の計算 その2

⑤制作実績

前回は、インターネット広告における重要な指標についてご紹介していきました。

今回も、その他重要な指標についてご説明していきます。

 

⑤CT(クリック数)

CT(クリック数)は、ホームページやWebサイトなどに表示された広告が、実際にユーザーによってクリックされた回数のことを表しています。

【クリック数の計算式】

クリック数の計算式その1 = 広告表示回数 × クリック率

クリック数の計算式その2= 広告費用 / クリック単価

の、いずれかとなります。

 

例えば、

広告費用が150,000円

広告表示回数が5000回

クリック率が5,00%

クリック単価が600円

のケースであれば

1の計算式を使うと、クリック数は

 

クリック数= 5000(回) × 5.00%=250回

 

2の計算式を使うと、クリック数は

 

クリック数= 150,000(円) / 600(円)=250回

 

となります。

クリック数を増加させるには4つのポイントがあり、

a.広告表示回数を増加させる

b.クリック率を上げる

c.広告費用を増加させる

d.クリック単価を下げる

を意識することが重要になります。

 

⑥CV(コンバージョン)

CV(コンバージョン)とは、ホームページやWebサイト上から獲得できる成果を示しています。

ホームページやWebサイトの性質や種類によって変わりますが

例えば、自社Webサイトの商品やサービスの紹介といったものなら資料請求、お問い合わせをユーザーから受けた数がコンバージョンになり、ECサイトであるならば商品の購入数、コミュニティサイトや各種情報提供サイトならユーザーの会員登録数などが挙げられます。

 

 

【CV(コンバージョン)の計算式】

 

コンバージョンの計算式その1 = クリック数 × コンバージョン率

コンバージョン②の計算式その2= 広告費用 / コンバージョン単価

 

の、いずれかとなります。

 

例えば、

 

広告費用が360,000円

クリック数が400回

コンバージョン率が3,00%

コンバージョン単価が30,000円

のケースであれば

 

1の計算式を使うと、コンバージョン数は

コンバージョン数= 400回 × 3,00%=12回

2の計算式を使うと、コンバージョン数は

コンバージョン数= 360,000円 / 30,000円=12回

となります。

 

⑦IMP(表示回数)

表示回数とは、ホームページやWebサイト上で、実際に広告が表示された回数のことをしめしています。

【表示回数の計算式】

 

表示回数の計算式 = クリック数 / クリック率

 

となります。

 

例えば、

広告費用が300,000円

クリック数が700

クリック率が10,00%

のケースであれば

 

表示回数(IMP) = 700 / 10,00%=7,000回

 

となります。

 

表示回数を増加させるには、主に3つのポイントがあり、

a.広告費用を増やす

b.SEO対策を行って、ホームページやWebサイトの掲載順位を上げる

c.ユーザー検索時の新規キーワードをページに追加する

を意識することが重要になります。

 

⑧COST(費用)

COSTは、リスティング広告を行う際にかかる費用のことです。

 

【費用の計算式】

 

費用の計算式その1 = クリック数 × クリック単価

費用の計算式その2= コンバージョン数 × コンバージョン単価

の、いずれかとなります。

 

 

例えば、

クリック数が600回

クリック単価が1000円

コンバージョン数が20個

コンバージョン単価が30,000円

 

のケースであれば

 

1の計算式を使うと、費用は

費用= 600(回) × 1000(円)=600,000円

2の計算式を使うと、費用は

費用= 20個 / 30,000(円)=600,000円

 

となります。

 

以下、リスティング広告における指標のまとめになります。

 

略語名称計算式
CTRクリック率クリック数 / 広告表示回数
CPCクリック単価広告費用 / クリック数
コンバージョン単価 × コンバージョン率
CVRコンバージョン率コンバージョン / クリック数
CPAコンバージョン単価広告費用 / コンバージョン
クリック単価 / コンバージョン率
CTクリック数表示回数 × クリック率
広告費用 / クリック単価
CVコンバージョンクリック数 × コンバージョン率
広告費用 / コンバージョン単価
IMP表示回数クリック数 / クリック率
COST費用クリック数 × クリック単価
コンバージョン数 × コンバージョン単価

今回いくつもの指標が出てきたので、混乱する方もいらっしゃるかもしれませんが、計算式自体の仕組みは非常に単純です。

また、広告関連の指標はあらゆるWebマーケティング施策を企画する上で知っておいて損はないものですので、覚えておくと良いです。

※千葉県八千代市に本社を置くサンファームネットは、スリランカにおいて優秀な開発チームを持ち、システム開発(ソフトウェア開発)、ネットワーク構築、販売・商品・顧客管理、ホームページ作成、データエントリーシステム、各種システム導入支援など、お客様にとって最適なITを用いた解決策をご提案することができます。

年末年始休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。 株式会社サンファームネットでは、誠に勝手ながら下記日程を年末年始休業とさせていただきます。

年末年始休業期間

2020年12月28日(月)~2021年1月3日(日)

休業期間中にいただいたお問合せについては、営業開始日以降に順次回答させていただきます。

また、海外スリランカチームは2020年1月1日のみ休業とさせて頂きます。

※土日休日

皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。

【インターネット広告運用の基本計算】リスティング広告の指標の計算 その1

⑤制作実績

昨今爆発的に増加した、インターネットを介しての広告の使用・表示。

これまでのマーケティングには存在しなかった、様々な考え方や用語といったものが数多く生まれました。

インターネット広告における用語はアルファベットの頭字語が非常に多く、仕組みや考え方自体は非常にシンプルで簡単なのですが、知識や情報がないと理解をすることが難しい言葉です。

今回は、基本的なインターネット広告指標用語をご紹介していきます。

 

①CTR(クリック率)

 

CTRとは、インターネット広告が実際にクリックされた割合のことです。

計算式としては簡単で、クリック数を、インターネット広告表示回数で割ったものになります。

 

⇒クリック数÷表示回数=クリック率(%)

 

例えば、インターネット広告表示回数が1200

クリック数が120であった場合、上記の式に当てはめると

120÷1200=0.1

となります。わかりやすく%表記に直すと

0.1×100=10%

となり、CTR(クリック率)は10%であったことがわかります。

クリック率を上昇させるには…

 

a.ユーザーが検索したキーワードと、掲載したネット広告の文言が一致しているか

b.ユーザーがその広告に対して、興味を持つような広告になっているか

c.実際のページの上位に、広告が表示されているか

…などがあげられます。

 

基本的に、CTR(クリック率)が高くなるようにするのが一番ですが

高ければ高いほど良い…というわけではなく、キーワードを検索したユーザーに広告がマッチしていて適切にクリックされる事の方が大事です。

 

②CVR(コンバージョン率)

 

CVRとは、クリック数に対してコンバージョンされた割合のことを指します。

※コンバージョンとは?

コンバージョンとは、『Webサイトにおいて得られる成果』を表す言葉です。

通常、Webサイトの種類によって成果は異なるため、コンバージョンを何とするかは様々です。

例えば、ECサイトや、ネットショップでは商品購入がコンバージョンとなりますし、コミュニティサイトや情報提供サイトでは新規会員登録、商品情報サイトや企業ホームページでは、お問い合わせ数などがコンバージョンに当たります。

こちらも計算式としては単純で、コンバージョン数を、クリック数で割ったものになります。

 

⇒コンバージョン数÷クリック数=コンバージョン率(%)

 

例えば、クリック数が3000

コンバージョン数が60であった場合、上記の式に当てはめると

 

60÷3000=0.02

となります。わかりやすく%表記に直すと

0.02×100=2%

となり、CVR(コンバージョン率)は2%であったことがわかります。

コンバージョン率をあげるためには

 

a.コンバージョンが得られていない、費用の掛かるキーワードを止める

b.その商材のコンバージョンに関係のないキーワードを除く

c.広告表示の際の文言を修正・見直しをする

d.広告表示を行うユーザーを再選定する

e.広告をクリック後に配信されるページを修正する

 

…などがあげられます。

 

コンバージョン率は、成果の割合を見ることのできる指標ですのでかなり重要になります。また、コンバージョン率を上昇させるには広告の見直しだけでなく、サイトコンテンツそのものの見直しも必要です。

 

③CPC(クリック単価)


CPCとは、1クリック当たりの平均金額を指します。

計算式としては2つ考えられ


■広告費用÷クリック数

もしくは

□コンバージョン単価×コンバージョン率

で、求めることが出来ます。


例えば、


広告費用が1,000,000円

クリック数が2500

コンバージョン率が2%

コンバージョン単価20,000円


であった場合、上記の式に当てはめると


■⇒1,000,000÷2,500=400円

もしくは

□⇒20,000×0.02=400円



となり、CPC(クリック単価)は400円であったことがわかります。

④CPA(コンバージョン単価)


CPAとは、コンバージョンすべてを平均化して算出した単価の事です。

計算式とは2種類あります。


●広告費用÷コンバージョン

もしくは

〇クリック単価÷コンバージョン率

で、求めることが出来ます。


例えば、


広告費用が300,000円

コンバージョンの数が20個

クリック単価が600円

コンバージョン率が4.00%


であったとすると


●⇒300,000円÷20個=15,000円

もしくは

〇⇒600円÷4.00%=15,000円


となり、CPA(コンバージョン単価)は15,000円であったことがわかります。

前半はここまでです。


どの項目も計算式自体はそれほど難しくないのですが、知識がないと混乱することもあるかと思います。


次回はその他の指標について説明していきます。

※千葉県八千代市に本社を置くサンファームネットは、スリランカにおいて優秀な開発チームを持ち、システム開発(ソフトウェア開発)、ネットワーク構築、販売・商品・顧客管理、ホームページ作成、データエントリーシステム、各種システム導入支援など、お客様にとって最適なITを用いた解決策をご提案することができます。