上記のようなメリットがありますが、もちろん使用する際に懸念となる項目もあります。
①大規模なサーバダウン
ヒューマンエラーや不正アクセス、サイバー攻撃などによってオンラインストレージを利用しているサーバが停止してしまうと、使用したいファイルにアクセスすることができずに業務が行えなくなってしまいます。業務が行えなくなると、クライアントに甚大な影響を及ぼしかねません。それだけに留まらず、データの消失の可能性もあります。
悪意のある不正アクセス、サイバー攻撃やヒューマンエラーはなかなか防ぐことが出来ません。そのためサーバが停止してしまう状況に備えて、常日頃からデータのバックアップを取得しておくことが大事です。
ハードディスクやSSDにデータのバックアップを保存しておくことで、サーバが停止してしまっていても業務が行えない状態を防ぐことができます。
また、1つのオンラインストレージ(クラウドストレージ)サービスを利用するのではなく、バックアップを取得するために複数のオンラインストレージ(クラウドストレージ)サービスを契約しておくのも1つの手です。
②不正アクセスによる情報漏洩
外部にデータを保存するオンラインストレージ(クラウドストレージ)サービスは、不正アクセスによって個人情報が漏えいしてしまう危険性を持っています。複雑なパスワード設定や、セキュリティ対策が必要不可欠となります。
オンラインストレージサービスはビジネスに欠かせない機能の1つですが、クラウド上にデータを保管するため、セキュリティ対策がしっかりしたサービスを利用することが重要となります。